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2004.04.25

お前は死にはしない,壊されるだけだからなァ!

「キャシャーン」がきっかけで「魂の連続性」について考えました(というか,このテーマについては前からヒマな時とかちょくちょく頭に浮かぶ)。東鉄也は父の作った装置で「新造人間」になるわけですが,TV版第1話の描写では2つのカプセルにそれぞれ鉄也と新造人間素体(メカっぽいキャシャーン)が入れられ,装置を作動させると素体側がキャシャーンになり(ヘルメット内の機械の顔が鉄也になる),鉄也の肉体自体は黒い灰のようになって散ってしまいます。視聴者に「超戦士誕生の高揚感」とともに「うわ,もう人間には戻れないんだ!」というインパクトを与えるシーンなわけですが,この場合鉄也の魂は何処に行ったの?というのが疑問。昔は視聴者(子供)も作り手の方も「当然キャシャーンには鉄也の魂が宿ってるのさ!」って感じなんですが,大人になってくると&作り手もあれこれ考証するようになってくると,「魂はどうなってんの?」と。平成版OVAではキャシャーン自身が「自分は鉄也のコピーであって,そのコピーされた記憶と思考パターンで自分が鉄也であるかのように振舞っているだけではないのか?」と悩むシーンがあります(作中では結論は出ていませんが,ラストシーンを見るとどうやら魂は宿っていたようです)。

まあ,この手の話で一番有名なのはTOSのドクター・マッコイがビーム転送について「自分は本当は最初のビーム転送時に死んでいて,今いるのは転送機に再構成されたコピーなのでは?」と悩む話ですが,他にもマゾーンのセンサーによるとアルカディア号メインコンピュータにはトチローの魂があるはずなのに,なぜハーロックは毎年墓参りをしてトリと泣くのか?とか。結局魂のコピー,ってことなんでしょうか?記憶と思考パターンがあれば,そこに「新しく魂が宿る」のでしょうか?(つーか,トチローについては,機械化人間を嫌うハーロック的にOKなの?という根本的な疑問もありますが…)こういう風に考えていくと,すんなり受け入れられるのは(悩まず見ることができる)マモーですね。身体だけクローンで,オリジナル(つっても何代目かだけど)の脳が延命しながら遠隔コントロールなら魂の問題は関係ないし。

「攻殻機動隊」のゴースト論議がこのあたりのことについて言及してるのかな?という気もしますが,何遍読んでもどーも頭に入ってこないの…

R 攻殻機動隊
著者名:士郎 正宗 出版社:講談社 出版年:1995.11 ISBN :4062080087

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